フォローする

脚ブロックとPVCの違いについて

心電図新世界セミナー谷口総志です。
谷口総志プロフィール
心電図メールレクチャー(3000人突破)
お問い合わせ
・ブログ今何位?
人気ブログランキング
にほんブログ村

本日は
心電図セミナーをWEB受講されている方から
脚ブロックとPVCについて
質問を頂きましたのでお答えします。

脚ブロックとPVCの違いについて

 

質問はメールの方からいただきました。

 

以下転写


こんばんは。
心電図新世界セミナーとってもワクワクしています。
今日は脚ブロックとPVCの違いについて教えていただきたいんです。
YouTubeの動画でPVCは右と左の速さが違うから幅広になる、そして脚ブロックもPVCと同じというものを見ました。
では脚ブロックの人はPVCに移行しやすいということでしょうか?
脚ブロックは左右差はあっても洞結節からの刺激が出て心室に伝わっている。PVCは洞結節が刺激を出す前に、それ以外のところから刺激が出ていて正常な心室の収縮ではない。
言葉で言えばなんとなく違うものだとわかるのですが、では、脚ブロックは危険ではないのか?という疑問が出てきます。
ドクターに聞いたことがあるのですが、脚ブロックは問題ないと答えてくれましたが、そもそも左右差があるのになぜ問題ないのか!?という疑問が後から出てきました。

まだちゃんとわかっていない状態での質問で申し訳ありません。
YouTubeの動画やブログの探し方が下手で見つけられずにこちらで質問させていただきました。

お忙しいところ恐縮なのですが、ぜひご指導ください。
よろしくお願いします。


転写ここまで

WEB動画受講して頂きありがとうございます。
この方とは何度かメッセージのやり取りを
させていただいております。

この質問をまとめると

1、脚ブロックは PVCに移行しやすいのか?
2、脚ブロックは危険ではないのか?
3、なぜ脚ブロックは左右差はあるのに問題ないのか?

となります。
それに対する谷口総志の回答です。

まずは大前提として脚ブロックとは?についてです

脚ブロックとは ?

YouTubeの動画でPVCは右と左の速さが違うから幅広になる、そして脚ブロックもPVCと同じというものを見ました。

→この動画です

確かに、PVCも脚ブロック波形で幅が広いQRSです。

なぜ幅広のQRSになるのか?

それは右心室と左心室の収縮タイミングがずれるからです。

心室には刺激伝導系という
洞結節からの刺激が通る道があるのですが、
刺激伝導系はヒス束から右脚と左脚に分かれます。
※詳しくは著書『心電図最後の教科書不整脈編』をお読み下さい

洞結節→房室結節→ヒス束→右脚と左脚→プルキンエ線維

この右脚と左脚のどちらかがブロックを起こし
通らなくなると
心室の収縮のタイミングがずれてしまします。

 

タイミングがずれてしまうと
QRSの幅が広くなってしまいます。

↑上の図で説明すると
左脚で✖となっているので
左脚ブロックです。

 

洞結節からの刺激は房室結節、ヒス束まで流れ
そして、脚に入るのですが左脚は✖ですので
通ることができません。

ということは右脚に先に刺激が入ってしまいます。

となると、先に右室が収縮するということになります。

それでは左室はどうなるか?というと、

右室の刺激が心筋をつたって左室に入ることになります。

当然、左室は右室に比べ
若干ではありますが遅れて収縮するということになります。

これが左脚ブロックです。

当然、右脚にも同じことが起きれば
右脚ブロックになります。

つまり、
脚ブロックで幅広QRSになるのは必然となります。

なぜ、PVCは幅広QRSなの?

一方、PVCも幅広QRSです。

これも脚ブロック波形です。

基本的に幅広QRSは
すべて脚ブロック波形だと認識してください。

PVCは心室から異常刺激が発生したものです。

もし右室から異常刺激が発生すると
右心室、左心室どちらが先に収縮しますか?

と言うことです。

つまり結果的にPVCも
左心室と右心室の収縮の差が出てしまいます。

だからPVCも幅広QRSなのです。

簡単ですね笑

この辺も心電図最後の教科書不整脈編で詳しく書いています。

さて本題に入りましょう。

脚ブロックは PVCに移行しやすいのか?

脚ブロックの人はPVCに移行しやすいということでしょうか?

そんなことはありません。

脚ブロックもPVCも結果的には
同じ幅広QRSになりますがプロセスが全く違います。

よって、脚ブロックがPVCに移行することはありません。

別物です。

もっと言うと、脚ブロックにはP波があります。

だって、洞結節から刺激が出るから。。。

それでは
PVCの定義はご存知ですか?

「早期に出現」です。

つまりP波より先に出てしまうのがPVCです。
※詳しくは著書『心電図最後の教科書不整脈編』をお読み下さい

と言うことはPVCにはP波はありません。

脚ブロックとPVCはプロセスが違うのです。

ただ結果として

PVCも脚ブロック波形となってしまうと言うことです。

脚ブロックは危険ではないのか?

脚ブロックは危険ではないのか?という疑問が出てきます。
ドクターに聞いたことがあるのですが、脚ブロックは問題ないと答えてくれました

はい。危険ではありません。

なぜなら、洞結節から出た刺激が心室に伝わっているから!!

刺激伝導系の最大の使命は何でしたか?

刺激を心室に伝えることです。

 

と言うことは
脚ブロックは幅広QRSにはなりますが、
洞結節から出た刺激をちゃんと心室に伝えていますよね。

 

刺激伝導系の最大の使命を果たしている
と言うことになります。

 

この時点で、人間が介入できることはありません。

使命を果たしているのだから!

 

治療もなければ、薬もありません。

危険ではありません。

 

なぜ脚ブロックは左右差はあるのに問題ないのか?

そもそも左右差があるのになぜ問題ないのか!?という疑問が後から出てきました。

これも上記で説明したように「使命」を果たしているから

と言うことになります。

「左右差があったとしても心室は動く」
この1点に尽きます。

 

それではPVCは危険なのでしょうか?

PVCも単発では危険ではありません。

ただそれが続くようだと危険です。

 

もう一度、PVCの定義は何でしたか?

 

「早期に出現」です。

P波が出るタイミングより早く出現してしまうのです。

それが続くと・・・・

 

早いタイミングで続いてしまう・・・

 

つまり・・・・「頻脈」になる。

 

PVCも頻脈になると危険です。

 

なぜ頻脈になると危険なのか?

それは・・・・

次回説明します。

 

今回の質問に対してサクッと動画で解説しました。

 

「もっと知りたい」
「心電図読めるようになりたい」

そんな方は心電図セミナーの動画受講がオススメです。
心電図ホームスタディー

 

 

 

Related posts

あなたからのコメントお待ちしています。
質問・疑問、メッセージなんでも構いません
下のコメントボタンを押して谷口総志にメッセージして下さい。
返信させていただきます。

★ブログランキング引っ越しましたので、ぜひクリックいただけると嬉しく思います↓
クリックが多いブログほどランキング上位になる仕組みのため、とても励みになります!
⇒ 今何位? <人気ブログランキング>
⇒ 今何位? <にほんブログ村>
なお、いいね!と違って、クリックしたことは誰にもわかりませんしID等も不要です!  

3000名突破♪完全無料の心電図メールレクチャー 一番力を入れています。無料で100本以上のセミナー動画が届きます。 登録後すぐに35分のセミナー動画プレゼント中
⇒心電図メールレクチャー  

谷口総志ってどんな人? プロフィール、セミナー情報、動画教材、書籍などの最新情報満載です。
⇒谷口総志公式ホームページ