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心室調律(エスケイプ)

心電図新世界セミナー谷口総志です。
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本日は心室調律(V )についてです。

心室調律とは
心臓になんらかのトラブルが発生しても
止まらないための安全機能です。

この安全機能のことを補充調律(エスケイプ)と読んでいます。

安全装置である補充調律(エスケイプ)の中に
心室調律が含まれています。

よって心室調律の前に補充調律の説明を付け加えます。

約2分の解説動画です。

サクッと見てみてください。

補充調律とは

刺激伝導系の目的は心室を動かすことです。

心室が動かなければ生命は維持できません。

そのために司令塔である「洞結節」より刺激を出し、
刺激伝導系が心室へとその刺激を伝えます。

刺激が終着点の「プルキンエ線維」まで伝わると

心室は動きだします。

 

刺激伝導系は刺激を伝える線路の役割です。

しかし、

刺激が出ない(洞不全症候群)

刺激が伝わらない(房室ブロック)は、

プルキンエ線維まで刺激が伝わらないのです。

参考記事:伝わらない刺激

プルキンエ線維に刺激が伝わらなければ心室は動きません。

何回も言います。
刺激伝導系の目的は心室を動かすことです。

生命を維持するために、
その目的だけは達成されなければなりません。

洞結節からの刺激が来ない場合、
心臓はどうするか?

 

別な場所から刺激を出します。

 

それは心臓の安全機能です。

 

司令塔の洞結節からの刺激が伝わらないのなら、

別な箇所が司令塔になればいいのです。

 

その司令塔の役割を果たす箇所が2ヶ所あります。

それは、

房室結節とプルキンエ線維です。

 

房室結節は心室を効率よく動かすために

神の采配を行う場所です。

ここが司令塔になるのです。

つまり刺激を出すことができます。

 

プルキンエ線維は刺激伝導系の終着点です。

その終着点みずから刺激を出します。

 

つまり心室は簡単に止まらないように出来ているのです。

 

これが心臓の安全機能です。

 

すごいですね~

 

あなたの心臓もあなたの命を守るため

補充調律という安全機能を備えているのです。

自動能とは

この話も避けて通れませんね。

自動能の話し。

 

難しい話ではありませんので読み流してください。

 

自動能とは刺激を出せる細胞のこと

 

刺激を出すことができるのは

洞結節と房室結節、プルキンエ線維

 

洞結節からの刺激が伝わらなければ房室結節から刺激を出す。

房室結節からの刺激も伝わらなければ

最終手段でプルキンエ線維から刺激を出す。

 

この、
房室結節とプルキンエ繊維からの刺激を
補充調律(エスケイプ)と呼んでいます。

 

まとめると

心臓には刺激を出すところが3箇所あります。

心房(洞結節)
心房と心室の間(房室結節)
心室(プルキンエ繊維)

これらを自動能と呼んでいます。

 

心室調律とは

 

心室調律とは心臓を拍動させるための刺激が心室から出ると言うことです。

 

刺激伝導系の最大の目的は心室を動かすこと

心室が動けば良いのです。

通常は心房(洞結節)から刺激が出ています。

心房(洞結節)から出る刺激を洞調律
房室結節から出る刺激を房室結節調律
心室(プルキンエ繊維)から出る刺激を心室調律

と呼んでいます。

 

心室は刺激を待ってるだけではありません。

心室みずから刺激を出すことが出来るのです。

だったら最初から心室が刺激を出せばいいんじゃない?
となりますね~

でもこれには弱点があるのです。

心室調律の特徴

ただその刺激には特徴があります。

洞結節から刺激が出ている時は
他の「」は働きません。

洞結節からの刺激が「出ない」もしくは「伝わらない」時だけ働きます。

洞結節からの刺激が来ない場合は、
まず房室結節が刺激を出そうとします。
この時の刺激回数は50回/分程度

洞結節からの刺激が60回/分程度であると考えると少ないですね。

あくまでも安全機能である「房室結節」は
一般生活には支障がない程度
(運動には耐えれない)でしか刺激を出せません。

房室結節からも刺激が伝わらない
つまり房室結節より下の刺激伝導系が切れている時
もう一つの「自動能」であるプルキンエ線維が刺激を出します。

プルキンエ線維は心室にありますので
そこから刺激が出れば必ず心室は動くのです。

刺激伝導系の目的は何でしたか?

お解りですよね~

 

心室を動かすことです。

 

プルキンエ線維からの刺激は40回/分程度です。
これは生命を維持する最低限の回数となっています。
運動どころか安静時も苦しさを感じるでしょう。

 

ただただ安全機能としての働きです。

 

心臓は安全機能として「自動能」を分散させているのです。

 

このように洞結節以外からの刺激を補充調律と呼んでいます。

つまり、「房室結節」「プルキンエ線維」から出る刺激は補充調律なのです。

 

電車で流れるあの案内
「お立ちの際は、つり革の手すりにおつかまりになって・・・」
これでも事故が起これば危ないですね。

 

心臓の場合は
「洞結節が止まった際は、補充調律にお委ねになって‥…」

安全機能が働いても危険なシグナルには変わりないですね。

 

洞結節は心臓の司令塔です。
運動時や、睡眠時では心拍数が変わります。
今あなたに必要な心拍数を感じて刺激を出してくれます。

補充調律は命を繋ぐためだけのものです。
心拍数の変動には耐えれないのです。

補充調律のことをエスケイプって言ったりします。

 

<escape:逃れる>
危機的状況を逃れるという意味です。

 

補充調律が出ているのを見かけたらこう言いましょう

「エスケイプが出てます」

周りの目が変わりますよ(笑)

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